何故、プロジェクトは炎上するのか?<問題編>

cassetteを運営する延澤です!

 

今日はタイトルにある「何故、プロジェクトは炎上するのか?」を私のエンジニア経験から考察したいと思います。

 

プロジェクト管理の本質

 世の中には今もどこかで炎上プロジェクトがあります。「人月の神話」というプロジェクトの管理の名著が発刊されたのが、1975年であることから少なくともそれ以前からプロジェクトの難しさは議論されたいたのでしょう。

つまり、40年以上経った今でも問題は解決されていないということになります。

勿論、様々な手法が提案されて実践されてきたのですが、これをやれば大丈夫というデファクトスタンダードはありません。これは、不思議なことでエンジニアは問題を構造化したり、物事を整理することが得意なのにです…

ここから推測できることはプロジェクトの問題の本質は技術的なことではなく、人間の問題であると思います。つまり、いつまでたっても世界のから戦争・紛争が解決しないことと同じ根っこの問題ではないかと思います(暴論かもしれませんが) 

つまり、プロジェクト管理は「人同士の関わり方」である、という本質を無視すると途端にプロジェクト管理は難しくなります。

例えば、技術力があるエンジニアがプロジェクトマネージャになると壁にぶち当たる問題があります。その理由として、今まで機械との論理の問題を人間関係にまで論理・合理性だけで突破しようとすることも原因ではないだろうか。

同じ プロジェクトは無い

沢山、プロジェクト管理の経験をしてきた企業・人でさえも炎上はよく起こります。 

 

これは何故でしょうか?

 

恐らく全く同じ内容・環境のプロジェクトというのは過去にも未来にも存在しないからです。プロジェクトにおいては以下が毎回変化します

  • 企画内容
  • スケジュール
  • 開発メンバー
  • 人数
  • 予算

さらに選択する技術やメンバーのその時のモチベーションなども含めてめちゃくちゃプロジェクトの性質は変化します。大規模プロジェクトが炎上しやすいのは、規模も関わる人数が多いためより難しくなります。 これを過去の成功体験で当てはめて、同じやり方でやろうとして失敗するのは目に見えております。また、プロジェクトマネージャはプロジェクトを経験するほど過去の事例にどうしても囚われていきます。

何故、プロジェクトは炎上するのか?

プロジェクトの本質は「人同士の関わり方」です。そして、プロジェクトの性質も毎回変化になると、これを一つの開発手法などにまとめ上げるのは個人的には難しいと感じます。

こうなるとプロジェクトのやり方なんてケースバイケースという、つまらない解答になってしまいます。。

しかし、新人よりもベテランの方がプロジェクト管理が上手いという事実もあるので対策方法は別にあるのでそれは次の記事で書いていきたいと思います。

 

そんな感じ! 

人月の神話【新装版】

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