テスト合宿に参加した

cassetteの延澤です! 本日はテスト関連のイベントに泊まり込みで参加した感想とそこから得た考えを書きます。

どんなイベント

以下のイベントに参加しました!
WACATE2017 冬 ~すべてがTになる~ 開催概要 - WACATE (ソフトウェアテストワークショップ)

Web、パッケージ、エンタープライズ、組み込みのQAエンジニアが主に参加していました。しかし、私のような開発側も2〜3割参加しているので開発が参加しにくいという雰囲気ではなかったです。

何で参加したの?

今、テスト管理ツールを作っていてそのヒントになればと考えたのがきっかけです。また、QAエンジニア方とは普段接しないのでお話を聞いてみてどのように普段仕事をして、どのように考えているのかを知りたかったです。

ここから感想

QAエンジニアの人の熱気がすごかったです。勿論、泊まり込みなので元々やる気がある人が集まりやすいという特徴はあるのですが、夜中まで真剣に議論をしていて単純に圧倒されました。

テスト自動化について

私自身の考えだと自動化に興味があるのかと考えてましたが、どちらかというと開発側の人間の方が現時点では興味がある傾向が高いと感じました。勿論、社内の自動化チームの立ち上げメンバーになっていたりと関心自体はあるのですが活発に取り組んでいるという印象は受けませんでした。 また、テスト自動化という言葉自体もビッグワードになっていると考えていて、ユニットテストやE2EテストやCIなど多くのことが一つにまとめられてしまっているので実はこの部分は出来ているということ個別であるのかもしれません。

さらにリリース頻度が高頻度ではない場合、自動化するメリットをそこまで感じていない(テスト期間をがっつり取る)のも理由の一つです。Webやスマートフォンアプリなどは高頻度にアップデートするため自動化に自然と関心を持ちますが、パッケージシステムなどそこまでアップデート頻度が高くないのであればいかにテスト計画をしてしっかり製品を磨くのかということに関心を持ちがちになってます。

今後のQAエンジニアに求められること

フロントエンドエンジニアとサーバサイドエンジニアの関係性でも感じたのですが、QAエンジニアと開発の両方知見のある人が少ないです。特に、企業全体のテスト戦略から構築できる人と考えるとそこら辺のCTOよりももっと数は少ないです。スタートアップ時期はテストについてそこまで神経を尖らせる必要はありませんが、上場目前のシステムやミッションクリティカルなシステム(フィンテックなど)になるとテストだけで大幅な時間が取られてます。何故なら、今までの機能と整合性を保ちながら機能追加するのは新規にシステムを作るよりも難しい場合がよくあるからです。機能追加すればするほど今までの機能が壊れてないという保証をしなければならないからです。
そういった時に自社では自動テストではどこまで保証して、手動テストではどこまで保証するか、もしくはプロジェクトのどの段階からシステムの正当性を保証していくかなどは企業ごとそれぞれの事情を考慮しなければなりません。そうなると、やはりテストと開発両方知っておく必要があるし、また会社のビジネスモデルも意識しなければいけません。

まとめ

個人的な考えですがテストと開発というのを別々に切り出す必要はないと考えてます。よくテストコードを書く時間がないと言われてますが、テストコードを書かないから時間がなくなるのです。