2017年度の振り返りと2018年度に向けて

総括

前職を退社して今月でちょうど1年になるので今年度の振り返りと来年度の目標を書く。 結果で言えば技術は大きく飛躍した。しかし、本来自分がやろうと考えていたことに関しては色々と見直さなければならない。来年度も今年度の延長線上で進めていくのは何とも面白くないので見直すところは沢山ある。

技術が大きく飛躍した

まず、技術について。前職ではとにかく技術負債との戦いがメインだった。今あるシステムを安全に運用して新しいものに作り変えていくことが主。そのためマネジメントや設計について深く勉強することが多かった。簡単に言えば技術で物事を解決していくのではなく、人やプロセスで解決することが多かった。
しかし、今年度は言語で言えばRubyPythonJavaScriptを主に使用することが多かった(前年はPHPオンリーでしかも5.2を使っていた…)。特にJavaScriptは後半になってからよく書く機会が増えいった。そのおかげでクライアントサイド全般についてかなり詳しくなれたのは大きな収穫だった。また、JavaScript関数型言語に分類されないが、関数型っぽく書くことが出来るため関数型の書き方について何年か越しでついて大きく理解することが出来た。
インフラ面においてもDockerを使用する環境が多かったので便利さを大いに実感した。今後環境構築においてはDockerを利用して構築することにする。なんだか前職をディスってしまう書き方だがマネジメントの経験をして本当に良かったと実感はしている(スタートアップでは中々経験出来ないので個人的にマネジメントは自分の強みとなっている)

ビジネスにはいまいちだった

これは本当に反省。やっぱり思い通りにならなかった。
別に諦めてしまった訳ではないがテスト管理ツールの作成があと一歩のところでずっと足踏みしている。反省としては以下。

  • 1カ月で作れる規模にすれば良かった
  • SPAを多用したこと
  • 外部要因として利用するシーンと接しなくなったこと

まず1カ月で作れる規模にすればよかったのは本当に同意でモチベーションの管理が難しくなった。一応機能を削ったMVPを設定して作ったのだがもっとバッファを持たせれば良かった。またSPAを多用したことによって単純に作業量が倍になった。
特にサーバサイドは初挑戦のPythonDjangoの組み合わせでフロントはVue.jsを使った。思いのほかDjangoの学習量もキツかった上にゼロからモダンなJavaScriptの環境で作業したので大きく時間がかかった。(ただ、このおかげでフロント技術について一気に詳しくなったので経験には繋がったが…)
トドメはスタートアップで仕事しているとテスト管理ツールを使うイメージがあまり湧かなかった。。前回記事を書いたようにしっかりテストをするというよりも、テストコードを書いて重要なフローを検査すれば大きな問題にはならなかった。
反対に成功した面としては企画や仕様の検討、マークアップは事前にやっておくことで開発に集中することを実感したのでこれは上手くいったと感じている。

今年度の目標

去年はフリーランスの常駐の仕事がメインだったので常駐以外の分野に進出したい。今の現場は本当に恵まれていて楽しいが将来への投資も必要だと感じている。特に今まではWebメインの開発が主だったので幅を広げたいと考えている。
戦略としてはニッチなスキルに投資をするのではなく、大きく需要のあるスキルの掛け合わせで価値を高めていきたい。

ブロックチェーン分野に携わる

今年はブロックチェーンについての仕事が出来たらと考えている。今年やりたいことの優先順位の中では一番高い。何故やるのかは詳細にここでは書かないが要するに風上に乗る戦略。今後、どういうサービスが流行るのかは残念ながら自分はあんまり分からない。しかし、ブロックチェーンの基礎を知っていれば自分の方向性が見えた時に舵を切りやすい。

クライアントの分野に引き続きやる

今年はフロントでReact, Vue.jsに携わることが出来たので来年度も仕事で携わりスキルとして固めたいと考えている。本当はiOSAndroidのどちらかやりたいのだがブロックチェーン分野を優先してやりたいのでリソースとしてキツい。。(誰か仕様を考えてくれればやってもいいのだが…)
ただ、アプリは現状需要が大きいが同時に経験年数による参入障壁も高い。上手くいけば安定した仕事には繋がりやすいので投資はしたい。