ルーター(IPv6対応)を変えたらスプラトゥーンが出来なくなった話

[追記]
スプラトゥーン3でもIPv6よりIPv4でアクセスした方がネットワークエラーが起きづらく回線が安定していた。

久しぶり超ハマったので解決方法を残しておく。

新卒の時に購入したルーターもそろそろ新しいWifi6の規格に対応したルーターにするべく以下のルーターを購入した。

www.amazon.co.jp

説明書を見ながら設定してみると、すぐにインターネット接続まで楽勝で終わった。スピードもPCからWifi接続して計測してみると以前よりも5~6倍速くなっていたので非常に満足していたのだが、Switchのソフトであるスプラトゥーン2をやってみるとオンライン対戦がマッチしなくなった。

エラーコードから判断してみたところ、「NAT超え(エラーコード「2618-0516」)」が出来ないためマッチしないというのが原因らしい。接続テストしてみたところNATタイプはCだった。

ここから少し専門用語が入るが今までIPv4での接続をしていたのだが、新しいルーターになったところIPv6(厳密にはIPv4 over IPv6)で接続になっていたため対応していないスプラトゥーンではオンライン対戦が出来なくなってしまのだ。ただ、他の記事では接続できたもあったので断定は出来ないが、とにかくスプラトゥーン側で推奨環境ではないというのは確かだと思う。

速度はIPv6によって速くなったのだが、IPv4前提としたスプラトゥーンが出来ない、、これは困ったという状況になった。

以下では自分が行った対応方法を書いていく。

解決方法

まずプロバイダによってIPv4IPv6が共存して通信できることを確認した。自分はNTTコムのOCN 光を契約しているため共存することは可能というのが分かった。

その上で家のネットワーク環境を考えるようにした。

まず新しく購入したルーターがAutoで設定していたのをマニュアルで設定できるようにした。この設定によりルーターに対して柔軟な設定が可能になった。

その次にPPPoEパススルー設定をONにした。この設定によりPPPoEで接続できるルーターやPCをこのルーターを通して接続できるようにした。

最後に以前のルーターと新しいルーターにLANケーブルを接続して、Switchからは古いルーターに接続するようにしたらオンラインマッチが出来るようになった。

手順をまとめると、

  1. 新しいルーターの設定をマニュアルで設定できるようにする
  2. 新しいルーターのPPPoEパススルー設定をONにする
  3. 古いルーターと新しいルーターをLAN接続してSwitchは古いルーターWifiに接続してゲームをする(Switch自身はPPPoE接続出来ないためルーターを介する必要があるので。接続したい端末自体がPPPoE接続出来るのであれば古いルーターは必要ないと思う)

この価格.comのやり方を参考にした

価格.com - 『ニンテンドースイッチでNAT越えしたい。』 バッファロー AirStation WSR-5400AX6-MB [マットブラック] のクチコミ掲示板

また考え方自体はPS4での接続のやり方だがこのサイトの説明が分かりやすかった

IPv6(v6プラス、OCNバーチャルコネクト、transix、DS-Lite、クロスパス)でPPPoEパススルーを使用して、プレステのオンラインゲームを動かす設定方法(バッファロー) – 栗太郎ブログ(WiFiルーター、中継機 : 設定方法&つながらない対策)

他にもONU(モデム)からスイッチハブを使ってIPv4対応ルーターIPv6ルーターを並列させて接続させるやり方もあるらしがよく分からないので実行しなかった。ただ、この場合どちらかのルーターが死んでももう片方は残るのでネットワークの構成としてはこちらの方がいいと思った(家庭用であればそこまでする必要もないと思うが)

まとめ

6時間ぐらいかかったしネットワークの知識(IPv4, IPv6なにそれレベル)が全くない人がこれを解決するのは大変だなと思う。Buffaloにも問い合わせたが任天堂に確認しろという返答で何も役に立たなかった。 製品自体には問題ないのだからもっとサポートページを充実させてSwitch製品の連携の仕方とか事例をまとめてもいいのではと思う。
今回自分もわざわざ記事を書いたのはせっかく新しいルーターを購入してゲームをしようと思った人が出来なくなるのは避けたいなと思って書いた。