2023年の振り返りと個人開発の終了

今年はほとんどブログを書けなかった。 基本的に自由に使える時間は個人開発に当てていたので、ブログを書くよりも作業をしていたので。

ただいきなり本題だが個人開発は今年をもって終了することにする。自分にとって個人開発や趣味というよりも仕事という認識でやっていたので、そういう意味では趣味としてやるかもしれないが仕事という認識はやめる。

今年リリースしたアプリだがやはり集客が難しかったのが理由だ。もちろん全てやり尽くしたというほどやっていないが、総合的に見るとこれを直近事業として成り立たせるのは難しいと。もちろんユーザーヒアリングしたり広告を打ってみたりして非常に面白かったが、じゃあ事業としてどうだろうと考えるとかなり赤字と時間を掘る必要があるので、ハッキリ今の自分の能力だと難しい。

仕切り直しということで、個人開発の思い出を書こうと思う。

個人開発の思い出

現在はフリーランスだが元々は自社サービスのつなぎとして始めたものだった。そのため、最初は週4稼働で1日と週末を開発に当てるスタイルでスタートした。ただ、この方法だと開発に当てられる時間が少なかったので初めのサービスを2年近くかかってしまった。

最終的にこれは終わらないと思い4ヶ月間フリーランスをやめて集中してリリースまで行った。その次は友達と組んで行ったがその出来事は過去のブログに書いてある。そして今回のアプリが最後になる。フリーランスになって既に6年間が経っているので、自分はサービス数が少ない方だ。

途中のコロナ以降はフルリモートで作業ができるようになったので、今まで通勤時間が減って作業に当てられる時間が増えたのは良かった。

個人開発の反省点

どんなサービスを提供するかがほぼ勝負は決まってしまうが、これについては失敗した人の全てが共通認識なのでわざわざ言及するほどでもない。想像以上に重要だと思ったのは「販路・チャネル」だと思う。つまり、自分が想定したユーザーにどうやってリーチしたりするのかが最大に重要かなと。toCならSNSのどのプラットフォームでどのようなコンテンツで届けるのか。toBであれば見込み客をどのように集め接するのかなど。

正直ある程度の見込み客を集めれないとフィードバックを貰えないので、何が足りのかやそもそもコンセプトやターゲットがズレているのかが分からないので、全く進んでいる気がしない。

そういう意味では本格的に作る前に仮説検証は非常に重要だと感じたし、それこそ自分自身がSNSで最初の見込み客を引っ張れないと難しいのかなとも感じた。

個人開発をやって良かった点

個人開発ではいわゆる新技術の採用は出来るだけやめろという教訓があるが、今となってはそれについては無視して良かった。個人開発では使用した技術としてPython, Elixir, Kotlin, Node.js, Dart, TypeScript, React, Flutter, Spring, Phoenix, Django, Nest.js, GCP, AWSなどなど。他にも動画配信のサービスも作ったので動画関連の知識も出来た。

もちろん上の技術が本職の人たちにどう評価されるかと言われると自信は無いが、もし実践でやるとなっても1週間ぐらいでそこそこ書けるとは思う。

そして一番自信が出来たのは自分で企画・要件定義・デザイン・実装・効果測定まですべて一通り出来るようになったのは良かった(強いていうなら集客スキルが欲しかった)。

まあ6年間ほぼ毎日やっていたので、伸びるのは当たり前か。

なぜやめるのか

6年間を使って結果が出なかったそれに尽きる。 またヒットしたとしてもフリーランスの収益に比べると少ない収益しか当たらず時間もかかりそう、つまり期待値として低い。マクロな面を見ても昔よりも明らかに作り込みが必要になっていたり、過去のアプリバブルのような市場変化が起きていない。つらい話だが個人開発するよりもNoteやzennで本を売る方が難易度が低い(これも大変だと思うが、、)

それとサービスを作るという面では総合的に伸びたが、経営者として自分を見た時に成長はしていない点はずっと気になっていた。そう考えた時に業務委託をやって余った時間でサービス作りに時間を投入するというやり方が本当に正しいかは一度立ち止まって考える必要があるなと。

次は何に挑戦するのか

シンプル来年は売上金額のみを目標にする。そのため最悪手段は問わない。 金額はエンジニア個人で稼げる最大金額と昔思った額を目指す。今まであまり額に対してコミットしてこなかったがそれは逃げの感覚もあったので。

ただ金額だけだともし仮にその金額に達した場合と達成しないと分かった瞬間にやる気が無くなるのも問題なので、久しぶりに技術でも目標を持つ。

直近今の現場で必要そうに感じているのが全文検索関連の技術。ここ何年もフロント関連の仕事をしてきたが元々の技術としてはバックエンドやインフラ関連の方が好きなので携わってみたい。また狙いもあって企業向けの生成AI関連でもデータと検索に関わる部分が1番重要になると感じてるのが理由だ。

個人開発は色々と残念な結果になってしまったが、じゃあやって後悔もしていないし将来的にもやらないと決断したわけではないのでそこまで悲観はしていないが来年からはそんな感じで。